SDGs (Sustainable Development Goals / 持続可能な開発⽬標)とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた、2030年までに世界が達成すべき17の⽬標。
フジBC技研は、SDGsが提唱されるずっと前から、「環境にやさしく、⽣産性も⾼い。」未来のモノづくりを⽬指してきました。
サステナブルな世界を実現し継続していくには、環境にやさしいだけでなく、⽣産性も⾼くしていく必要があると考えています。
わたしたちの商品は、それ⾃⾝が環境にやさしい未来の加⼯現場を実現します。
17の⽬標を「3つの層」に分類し、総合的に捉える「SDGsウェディングケーキモデル」。
ストックホルム・レジリエンス・センターのヨハン・ロックストローム⽒らによって提唱されたモデルで、私たちの世界はまず「環境」が⼟台にあって、その上に「社会」や「経済」が成り⽴っていることを⽰しています。
セミドライがそれぞれのレイヤーで実現するSDGsの項⽬を紹介します。
セミドライ加工は、植物油に代表される合成エステルを主とする油剤を、1時間で数ミリリットルの極少量で塗布して加工するシステムです。当社のブルーベ・セミドライ加工システムを通じ、金型、切断、旋削、ドリル加工など、さまざまな加工現場の環境を変えています。
転倒災害(約3万件)の内、約32%が床のすべりによる事故です。床のすべりの原因となる「クーラントによる油汚れ」を取り除くことが重要になります。特に、転倒災害による死傷者数は、年々増加し、10年前の約1.3倍以上(2002年:2.6万人→2023年:3.4万人)となっており、綺麗な工場環境の整備が急務となっています。
清掃をこまめに実施しても作業負担は大きく、またクーラントをやめてしまうと、加工性が落ちる可能性があります。そこで、加工性とクリーンな環境を両立させるセミドライを導入し、クーラントを無くすことで、生産性を上げ、床の油汚れを取り除くことが出来ます。
Clean and safe
作業者の安⼼・安全
Good place to work
環境改善による雇⽤の促進
クーラントからセミドライへ切替・導⼊後の現場
⼯場の80%のエネルギーは加⼯機から発⽣しています。その内、53%をクーラントが使⽤するエネルギーが占めています。
クーラントをやめることで、エネルギー消費量を⼤幅 に削減することが出来ます。 セミドライは、クーラントほどのエネルギーを必要としません。
⽣分解性も⾼く、セミドライに特化した油剤を⽤いる ことで、⾼い安全性と⾼い切削性、熱処理や洗浄性に も優れ、酸化安定性にも優れ、⻑期保管も可能です。
エコで⽣産性の⾼い加⼯を実現します。
クーラントを使わないセミドライは、 CO2排出を⼤幅に削減できます。カーボンニュートラルの時代に最適 な加⼯⽅法です。
前提条件
消費電⼒量の算定基準
High Productivity
セミドライの普及活動や製品開発
ISO14001
わたくしたちもエコに。
紙・電気・廃棄物等の削減。
当社は、「環境にやさしく、⽣産性も⾼い」セミドライ製品の普及活動を続けてきました。時代の移り変わりと共に、求められる要件も変わってきます。その変化に合わせ、セミドライ製品の開発を続けています。
製造業の加⼯現場の改善を⽬指した、当社の取り組みは⾼く 評価され、2010年に愛知環境賞銅賞を受賞しました。
わたしたち⾃⾝も、事業活動していく上で、常に環境に意識 し、ISO14001 ⾃⼰宣⾔で環境マネジメントを運⽤していま す。廃棄物や⽇々の紙や電気量を削減し、⾃らも環境にやさ しい事業活動を⽬指しています。